
「先生、このキャラクター、なんか『普通』なんです。どうしたらもっと『特別な感じ』になりますか?」
レッスンの最中、小学4年生のハルト君がデジタルイラストで描いたヒーローキャラクターを見せながら、少し不満そうな顔で聞いてきました。彼が求める「特別感」とは一体何だろう?と、私も一緒に考えます。
Mottoデザインスクールでは、小学生から中学生のこどもたちがBlenderを使った3Dモデリングやデジタルイラスト、そして最近ではAIクリエイティブを学んでいます。単にツールを使いこなす技術だけでなく、その「なぜ?」を深掘りする時間を大切にしているんです。ハルト君の問いかけは、まさにデザインの根本にある「伝える」という部分に繋がっていました。
「かっこいい」のその先に!デザインの『なぜ?』を見つけるレッスン

私たちが教えているのは、ただ手を動かすスキルだけではありません。たとえば、ハルト君のように「かっこいい」という漠然としたイメージを、具体的な形にするための「デザイン思考」を育むこと。色一つ、形一つ、配置一つにも、必ず理由があるということを、レッスンを通して伝えています。
「ハルト君が作ったヒーローは、どんな力を持っているの?」「誰を助けたいと思っているのかな?」「その特別な力や優しさを、どうやったらみんなに伝えられるかな?」
こんな風に問いかけると、子どもたちは最初、少し戸惑ったような顔をします。でも、しばらくすると目を輝かせながら、「この青は、空を飛ぶ力を表してるんです!」「このギザギザは、悪いやつと戦う時のスピード感!」と、どんどんアイデアを広げてくれるんです。
ただ可愛いだけじゃない!ロゴデザイン体験から生まれた『伝える力』
先日、小学5年生のミサキちゃんが「自分のお花屋さんのロゴ」を作る課題に取り組んでいました。「私のお店は、お花でみんなを笑顔にするんです!」と、コンセプトははっきりしていました。でも、最初はピンク一色の可愛いロゴばかり。悪くはないのですが、少し情報が足りない印象でした。
- 「どんな年代のお客さんに来てほしい?」
- 「お花を受け取った人はどんな気持ちになってほしい?」
- 「他の花屋さんと、どこが違うと思う?」
こんな質問を重ねていくと、ミサキちゃんは「小さい子からおばあちゃんまで、みんなが笑顔になれるような優しいお店にしたい!」と答えました。そこで、フォント(文字の書体)を丸みを帯びたものに変えたり、ピンクだけでなく、緑やオレンジなどの暖色をアクセントに入れたり、と試行錯誤が始まりました。そして最終的に完成したロゴは、見るだけで温かい気持ちになる、やわらかな印象のものに。ミサキちゃんは「これなら、私の伝えたい優しい気持ちが伝わる!」と、胸を張っていました。「ロゴデザイン 子供 体験」を通して、彼女は色や形、そしてタイポグラフィ(文字のデザイン)が持つ「伝える力」を肌で感じた瞬間でした。
デジタルイラストも3Dモデリングも!「意図」を形にするクリエイティブ
「こども デジタルイラスト」のレッスンでは、キャラクターの表情一つ、ポーズ一つで、見る人に与える印象が全く違うことを学びます。怒っている顔、悲しんでいる顔、喜んでいる顔。ただ描き分けるだけでなく、「なぜこの表情なのか?」というキャラクターの気持ちを考えることで、より説得力のあるイラストになっていきます。
また、Blenderを使った3Dモデリングでは、「未来の街」をデザインする課題がありました。ただ格好いいビルを作るのではなく、「どんな人が住む街?」「どんな交通手段がある?」「ゴミはどこにいく?」など、様々な「問い」を立てていきます。ある生徒は、空飛ぶ車のための立体交差や、自動回収されるゴミ箱までBlenderで細かくモデリングしていました。「小学生 お絵描き デジタル」の枠を超え、まさに「子供 デザイン思考」が育まれている瞬間です。
最近では、AIクリエイティブも活用しています。「こんな雰囲気のイラストが欲しいんだけど、どう表現したらいいかな?」とAIに尋ねてみたり、「もっと面白くするには?」と相談したり。AIはまるでアイデア出しのパートナー。子どもたちはAIと対話しながら、自分の頭の中にある漠然としたイメージを、具体的な形へと導くヒントを見つけています。
保護者の方からよく聞かれる「うちの子、デザインに向いてる?」への答え

保護者の方からよくいただく質問の一つに、「うちの子、絵が苦手なんですけど、デザインスクールって向いていますか?」というものがあります。答えは、「はい、むしろ大歓迎です!」。
デザインの面白さは、絵の上手さだけではないんです。もちろん、デジタルイラストを描くには技術も必要ですが、それ以上に大切なのは「何を伝えたいか」「どうすれば伝わるか」ということを『考える力』です。そして、それを形にするための「試行錯誤する力」。これこそが、Mottoデザインスクールで育みたい「こども クリエイティブ 教育」の核心なんです。
デザイン思考は、テストで正解を出すような勉強とは少し違います。「こうしたらもっと良くなるかも」「これで伝わるかな?」と自ら問いを立て、改善していく過程そのものが学びになります。これは、将来どんな道に進んだとしても、必ず役に立つ力だと私は信じています。
「こうしたら、もっと伝わるかも!」成長を促すMottoのレッスン
Mottoデザインスクールのレッスンでは、完璧な答えを一方的に教えることはしません。むしろ、「どうしたらもっと伝わるかな?」「なんでそう思ったの?」と、子どもたちに問いかけ、彼ら自身が気づきを得るきっかけを作ることを大切にしています。
最初は難しそうな顔をしていた子が、自分のアイデアが形になったときに目を輝かせたり、「これでみんなに伝わるかな?」と自信を持って発表する姿を見るのは、講師として最高の喜びです。「キッズ デザインスクール」としての役割は、子どもたちの無限の可能性を引き出し、クリエイティブな「考える力」を育むことだと感じています。
デザインは、私たちの周りのあらゆるものに存在します。看板の色、お菓子のパッケージ、ゲームのキャラクター…。Mottoデザインスクールで、子どもたちはそれら一つ一つに「意図」があることを知り、そして自らもその「意図」を込めて何かを創り出す面白さに夢中になります。
もし、お子さんが「なんか『普通』なんだよね」とつぶやいたり、「どうしたらもっと面白くなるかな?」と悩んでいるのなら、それはきっと「伝えたい!」という心の声。ぜひ一度、Mottoデザインスクールのレッスンを体験して、その「伝えたい!」を形にする喜びを一緒に見つけてみませんか?